「今日は回遊を待つしかない」
ショアジギングをしていると、誰もが一度はこの言葉に行き着きます。実際、回遊待ちがハマる日もあれば、何時間待っても何も起きない日もあります。
では、回遊待ちは本当に正解なのでしょうか? 結論から言うと、“条件付きで正解” です。
この記事では、回遊待ちをすべき状況と、釣れる人が必ず見切っている判断基準を具体的に解説します。
結論:回遊待ちは「戦略」であって「祈り」ではない
回遊待ちが成立する人と、成立しない人の違いは明確です。
- 成立する人:回遊が来る根拠を持って待つ
- 釣れない人:来るかも…で待つ
この差が、釣果に直結します。
判断基準① ベイトが“その場に残る気配”があるか
回遊待ちが成立する状況
- 小魚が散らずに留まっている
- 鳥が断続的に入る
見切るべき状況
- ベイトが一瞬で消える
- 海が完全に静か
👉 ベイトがいなければ、回遊は来ません。
判断基準② 潮が「今後」動く余地があるか
回遊待ちOK
- 潮止まり直前・直後
- これから流れが効くタイミング
見切り
- 潮が完全に止まり切っている
- 風もなく水が動かない
👉 回遊は“動き”に連動します。
判断基準③ 立ち位置が回遊ルート上か
回遊待ちOK
- 潮が当たる角
- 岬・先端・ブレイクの絡み
見切り
- 潮裏・ワンド奥
👉 正しい場所で待たないと、永遠に来ません。
判断基準④ 反応の“前兆”があるか
回遊待ちOK
- チェイス
- ショートバイト
- ルアーに触る感覚
見切り
- 完全無反応が1時間以上
👉 前兆ゼロは、危険信号です。
判断基準⑤ 他の選択肢が残っているか
回遊待ちOK
- 時合が近い
- 移動先が潰れている
見切り
- 移動可能な場所がある
👉 動けるなら、動いた方が確率は上がります。
回遊待ちがハマる日の特徴
- 朝夕マヅメ
- 大潮・中潮で潮が効く日
- 実績ポイント
回遊待ちがハマらない日の特徴
- 小潮・長潮
- 無風・澄み潮
- 人が多くプレッシャーが高い
まとめ|待つか動くかは「情報量」で決める
回遊待ちは、運ではありません。
- ベイト
- 潮
- 地形
- 反応
この4つを見て判断できれば、 **「今日は待つ日か」「今日は動く日か」**が明確になります。
▶ 基礎の考え方はこちら 「ショアジギングで釣れない原因10選」
【実践編】回遊待ちをやめるか迷ったときのチェックリスト
現場で迷ったときは、次の7項目をそのまま自分に問いかけてみてください。
- ベイトを一度でも目視できたか?(跳ね・ざわつき・鳥)
- 潮位・潮向きが過去の実績と一致しているか?
- 直近30分で他の釣り人を含めて反応はあったか?
- ルアー重量・レンジ・アクションを最低3パターン以上試したか?
- 回遊が来ると仮定した場合、その魚は何を食い、どこを通るか説明できるか?
- 「ここしかない」ではなく、移動できる選択肢が他にあるか?
- その場に残る理由が感情(期待・執着)になっていないか?
3つ以上「NO」が付くなら、回遊待ちは期待値が低い状態です。
よくある誤解|回遊待ち=我慢強い人が勝つ?
よく「釣れる人は我慢強い」と言われますが、実際は少し違います。
釣れる人は
- 我慢しているのではなく
- 条件が揃うまで“張る価値がある場所”だけで待っている
逆に釣れない回遊待ちは、
- 根拠の薄い期待
- 過去の成功体験への執着
- 移動が面倒という心理
この3つが重なっていることがほとんどです。
回遊待ちが「正解」になる数少ないケース
もちろん、回遊待ちがハマる状況もあります。
- 地形的に魚の通過ルートが限定されている
- ベイトが溜まりやすく、抜けにくい構造
- 潮位・潮向き・時間帯が過去の再現条件と一致
- 他の釣り人が抜けたあとで、プレッシャーが下がる時間帯
この場合は、むしろ動かない方が正解です。
ヒント
回遊待ちを見切る判断ができるようになると、次に重要になるのが以下の2つです。
回遊を待つか、動くか、攻め方を変えるか。 この3本をセットで読むことで、**「その場で最適解を選べる思考」**が身につきます。
まとめ|回遊待ちは戦略、思考停止はただの待機
- 回遊待ちは「耐える釣り」ではない
- 条件が揃わない回遊待ちは、時間を捨てているだけ
- 釣れる人は、待つ理由と見切る基準を言語化できている
回遊を信じる前に、まずは状況を疑う。 それが、釣果を安定させる一番の近道です。

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