Shimano 24オシアコンクエストCT 301HG インプレッション 〜実釣で感じた強さと快適さ〜

道具

はじめに

釣り人にとって「リールを買う」というのは、一大イベント。特に高級リールを選ぶ時は、まるで車を選ぶかのように真剣になります。
今回私が実際に購入し、オフショアジギングで使い込んだのが Shimano 24オシアコンクエストCT 301HG

正直、値段だけを見れば「結構するなぁ」と一度は尻込みしましたが、使ってみたら 「これは価格以上の価値がある」 と心から思えるリールでした。

本記事では、実際に釣行で使用したシチュエーションや感触を交えながら、性能や使い勝手を徹底的に解説していきます。
「オシコンCTを買おうか迷っている」そんな方の背中を押せる内容になれば嬉しいです。


使用環境とタックル構成

まずは今回の使用環境とタックルセッティングをご紹介します。

  • 釣り場:茨城沖・外房エリア

  • 釣り方:オフショアジギング

  • 水深:30〜80m

  • ジグのウエイト:80g〜150g

  • 対象魚:青物(イナダ〜ワラサ、最大で5kg前後)、ヒラメ

  • ロッド:シマノ ゲームタイプJ フルベンド S62-2

  • ライン:PE2号 300m、リーダーはフロロ8号

この条件で、1日船に乗って朝から夕方までジギングをやり倒してきました。


出船〜最初の投入

朝5時、港に到着。まだ薄暗い中、釣り仲間と「今日は爆釣だな」なんて言いながら準備を始めます。
ロッドホルダーに差し込まれた24オシアコンクエストCTは、丸型ボディの重厚感と高級感でひときわ目を引きます。正直、この見た目だけで「釣れる気」がしてしまうのは私だけではないはず。

船がポイントに到着し、まずは水深40mのエリアからスタート。
ジグを投入してフォール開始。ここで早速、CT(カウンター)機能が真価を発揮します。

「水深40m、底から10mで反応あるよ」
船長の声に合わせてカウンターを見ながら着底を確認し、そこからジャーク開始。数字が見える安心感は絶大です。


巻き心地:異次元の滑らかさ

最初の数投でまず驚いたのは、巻き心地の軽さと滑らかさ
丸型リールというと「剛性重視でゴリゴリしている」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、24オシコンCTは違います。

ジグをシャクった後のリトリーブも、スッとハンドルが回り、まるでバターを切るように軽い。
80gジグを操作していると、まるでライトジギング用のリールを使っているかのような錯覚すら覚えます。

「これなら150gまでのジグも楽勝だな」と、数投目で確信しました。


剛性:魚に主導権を渡さない安心感

1時間ほど経った頃、最初のヒット。
着底から3回目のジャークで、ガツン!と強い衝撃。
すぐさま竿を立ててファイト開始。ドラグがジリジリと出されながらも、ハンドルはガタつかず、リール全体が鉄の塊のように魚の引きを受け止めてくれます。

上がってきたのは 4kgほどのワラサ
青物特有の突っ込みにも関わらず、リールはびくともせず安定して巻き取りができました。
「剛性が高いと、ここまで安心感が違うのか」と実感した瞬間です。


CTカウンターの便利さ:タナを外さない武器

この日のポイントは水深60〜70m。
魚探で「45m付近に反応あり」と船長のアナウンス。

従来のカウンター無しリールだと、「だいたいこの辺かな?」と勘で操作することも多かったのですが、24オシコンCTでは数字で管理できるので確実。
実際、45mでアクションを入れるとすぐに反応があり、仲間より一歩早くヒットに持ち込むことができました。

「狙ったタナで釣れる」 というのは、ジギングにおいて大きなアドバンテージです。


ドラグ性能:ヒラメでも安心の滑らかさ

昼頃、底付近を探っているとヒラメらしきアタリ。
食い込みが浅い可能性を考え、ドラグを少し緩めに設定してやり取り開始。

ヒラメ特有の「フワフワッ」とした引きでも、ドラグがスムーズに出るので口切れのリスクを大幅に減らせます。
最終的に60cm近い良型ヒラメをキャッチ。
「ドラグの滑らかさがなかったら、バレていたかもしれない」と感じました。


ロッドとの相性:ゲームタイプJ フルベンド 2番

今回組み合わせたのは シマノ ゲームタイプJ フルベンド S62-2
ジグをシャープに動かすよりも、柔らかい曲がりでしなやかに操作できるロッドです。

このロッドにオシアコンクエストCTを合わせると、操作性と安心感が絶妙にマッチ。
魚が掛かった瞬間の曲がりも綺麗で、リールの剛性とロッドの粘りで「人間側の余裕」が生まれます。
疲労感も少なく、1日シャクリ続けても翌日の筋肉痛は軽度で済みました。


実釣の感想まとめ

一日使い込んでみて感じたことを箇条書きにすると、以下の通りです。

◎良かった点

  • 巻き心地が異次元に軽く、長時間でも疲れにくい

  • 剛性が高く、青物の突っ込みにも安心感がある

  • CTカウンターでタナを外さず攻められる

  • ドラグが滑らかで、ヒラメなど口切れしやすい魚も安心

  • ゲームタイプJとの相性が抜群

△気になった点

  • 自重は軽くはないので、1日中150gを振り続けると腕が試される

  • カウンターの電池交換が必要(長期使用者には少し面倒)

  • 快適すぎて他のリールを使わなくなる(財布に悪い)


競合モデルとの比較

迷っている方の多くは「24オシアコンクエストCT」と「グラップラーCT」や「オシアジガー」とで比較していると思います。

  • グラップラーCT:価格は安いが、剛性や巻き心地ではオシコンに劣る

  • オシアジガー:剛性最強だが、カウンターがない

  • 24オシコンCT:剛性と巻き心地に加え、カウンターも搭載。まさに万能型

結論として「カウンター付きで最高峰の剛性・性能を求めるなら、24オシコンCT一択」です。

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まとめ

実際に1日船で使い込んでみて、私は完全にこのリールのファンになりました。
「重厚感ある見た目」「軽快な巻き心地」「高剛性」「正確なカウンター」「滑らかなドラグ」
すべての要素がバランス良くまとまっており、5kg前後の青物〜大型ヒラメを狙うには理想的な一台です。

価格は決して安くありませんが、海の上で「道具に裏切られない安心感」を得られることを考えれば、むしろ安い投資だと感じました。

迷っている方には、こう言いたいです。
「悩むくらいなら、早く買って海に出た方がいい」
そのくらい、自信を持っておすすめできるリールです。

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