【メタルジグを使う場面】ライトショアジギングは考えて、選択して、狙って釣る!

コツ

気軽に陸から釣りができる、ライトショアジギング。

ショア(陸)からメタルジグをキャストして釣りをする手法をショアジギングと言いますね。
ライト(軽い)が付くと、20~40gのメタルジグを使ったショアジギングを指すことが多いです。
(もっと軽いジグを使う場合はスーパーライトショアジギングと言ったりします。)

メタルジグは遠投性能に優れており、プラグやワーム系のルアーと異なり、ほぼ金属(基本は鉛、そのほか、タングステンや亜鉛)のみで作られているため空気抵抗少なくぶっ飛んでいきます。
同重量のプラグと比較しても1.5倍程度の飛距離となり、100m以上飛ばすこともできます。
広範囲を狙える飛距離は、ショアからの釣りの場合は絶対的な武器になります。

狙える魚種も豊富で、青物、根魚、フラットフィッシュ、と様々な魚種に対応できるところも魅力的です。

今回の記事では、ショアから釣りをするにあたり、どういうシーンでメタルジグを使えばよいのか紹介します。

おすすめのメタルジグはこちらの記事にて紹介しています。

本記事の内容

・ 【ショアジギング】メタルジグの利用シーン

この記事はこんな人にオススメ

・ ライトショアジギングが人気だから、とりあえずメタルジグを使っている人
・ メタルジグを投げ倒しているけど、釣果に悩んでいる人

 

とりあえず、ジグを投げておけば何か釣れるだろ~、という思考停止状態からワンランク上を目指しましょう!

 

【利用シーン】メタルジグを使うに至る思考

メタルジグの特徴を理解しよう!

メタルジグを使うシーンを考える上で、先ずはメタルジグの特徴2つを理解することが大切です。

・特徴①:飛距離

・特徴②:速い動き

プラグやワーム系と異なる大きな特徴を理解することで、「ここはメタルジグで勝負!」という思考、決断に至るシーンが出てくるはずです。

それぞれの特徴がどのようなシーンで活躍する、あるいは、活かされないのか、という点も合わせて紹介します。

特徴①:飛距離

メタルジグは、ほぼ金属のみで完成されたルアーです。
素材は主に鉛のものが多く、そのほかにもタングステンや亜鉛のものがあります。
素材の密度(質量/体積)としては、タングステン>鉛>亜鉛となっており、同じ重さの場合でもタングステンがより小さく、亜鉛がより大きいです。

ベイト(エサとなる魚)を模している仕掛けなので、魚に見えるような塗装が施されていますが、実際は鉛玉と考えていただければわかりやすいと思います。

ただの鉛玉なので、空気抵抗が小さく、飛距離は抜群です。メタルジグを超える飛距離を有する仕掛けは他にないです。

ですので、足場から遠くを狙いたいシーンでメタルジグを利用します。
具体的には、

  • 100m先にナブラが湧いたり、鳥山ができている
  • 足場から50m先まで浅いが、その先から急深になっている
  • 手前を探ってみたけど、全然釣れない。遠くを狙ってみようかな

というシーンになります。

メタルジグの中にも飛距離を追及し、後方重心や空気抵抗を少なく設計されたモデルもあります。
飛距離が釣果に影響するシーンは多々ありますので、ここぞというときの遠投用メタルジグをルアーケースに忍ばせておくと良いですね。

特徴②:速い動き

前述のとおり、メタルジグは鉛玉です。重さに対して小さいシルエットになっています。
そのため、水中でも抵抗が小さく、良くも悪くも動きが早いです。

キャスト時の空中動作については、前述のとおりですが、水中では早く沈みます
逆にしゃくり上げた際や、ただ巻きした際も、ミノー等と比較して抵抗が小さいため、キビキビした動きをします。
これがメタルジグのアクションにおいて、最も特徴的な仕様です。
この特徴を活かすことで得られるメリットは、以下です。

  • 早く沈むことで表層からボトムまで幅広いレンジを効率的に探れる
  • 早い動きで逃げ惑うベイトを演出できる

つまり、具体的には、

  • 朝まずめ等の時合を逃したくないが、どのレンジに魚がいるか分からない
  • 何が釣れている釣り場か分からないが、とりあえず広範囲を探ってみたい
  • 表層だけ、あるいは、ボトムだけ探ってみたが反応がない
  • 表層でベイトがざわざわしている(ベイトはフィッシュイータから逃げ惑っていると仮定する)

といったシーンではメタルジグの出番かもしれません。

逆に、スローに誘いたい場合には、メタルジグは適していません。
正確には、メタルジグよりも適したルアーがある場合が多いです。メタルジグの中には「Slow」を明記されているものもありますが、あくまでもメタルジグの中では比較的ゆっくりとした動きをするという意味合いで、メタルジグ以外のルアーと比較するとどうしても沈み込みが早いです。

ですので、メタルジグを使うには適していないシーンとしては、

  • 夜、早い動きに食らいついてくるほど魚の活性がない時間帯
  • 遠浅サーフ、ゆっくり巻きでフラットフィッシュを誘いたい(メタルジグをゆっくり巻いているとボトムを擦ってしまう)

ようなシーンです。このような状況でメタルジグを使っても釣れないというわけではありませんが、他のルアーが適しているケースが多いです。(他のルアーを試してみて、それでも釣れないからメタルジグを使ってみる等、思考を重ねて選択するのはアリ)

まとめ

今回は、メタルジグの特徴と利用シーンを紹介しました。

<メタルジグの特徴>
  • 鉛でできた小さくて重い
  • 飛距離バツグン
  • 動きが早い(動かすのも沈むのも)
<適した利用シーン>
  • 広範囲を探りたい
  • 早い動きで誘いたい

 

 

メタルジグを投げておけば間違いない、と考えてた方も、今ならメタルジグで魚が釣れるかも?と考えながら釣りをしてみるとワンランク上の楽しみ方ができるのではないでしょうか?

メタルジグに限らずですが、狙う魚や使うルアーの特徴を理解しながら、思考して工夫して釣りをすることで、更なる釣果アップにつながります。
是非、試行錯誤を繰り返しながら、釣りを楽しんでみましょう!

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