― 「冬は釣れない」を抜け出すためのシンプル戦略 ―
冬のショアジギングは、
「ベイトがいない…」
「海が死んでる…」
「ナブラなんて出ない…」
など、難易度が一気に高まります。
しかし、冬でも青物は確実に岸寄りします。
釣れる人は “釣れる日だけを狙って行っている” だけ。
この記事では、冬でもショアから青物を獲るために
最低限チェックすべき“6つの指標” をまとめました。
この6つが揃った日は、釣行価値が爆増します。
■ 1. 水温が下がった時こそ「前日の水温差」を見る
冬に最も重要なのは絶対値ではなく、水温の“変化量”。
● 釣れる日 → 前日比 ±0.5℃以内
青物は温度差に敏感で、急な低下で一気に離岸します。
● 釣れない日 → 前日比 −1℃以上
この条件は、外房・鹿島・日立などほぼ全域で激渋になります。
■ 2. 風向きが“北→西寄り”に変わるタイミングが狙い目
冬は北風が吹く日が多く、表層の水温がガクッと下がります。
しかし、
北風から西風に変わるタイミングが最高の狙い目。
理由は2つ:
-
① 西風で水が沖へ流れ、ベイトがまとまりやすい
-
② 冬の「暖かい時間帯」に当たり、活性が上がる
とくに外房サーフでは、北→西風の切り替わりはバチッとハマる時合い。
■ 3. 冬の「低気圧後」は激アツ
多くの人が見落としている冬の鉄板パターン。
● 低気圧通過後の“回復の2〜12時間の間”
海が一気に動き、青物が岸寄りします。
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波が落ち着く
-
ベイトが寄る
-
海鳥が急増する
この「3点セット」が揃うと、冬でもナブラ化することがあります。
■ 4. ベイトは“カタクチ”より“コノシロ・サッパ”が強い
冬の釣れるベイトはほぼ確実にサイズが大きいです。
● 回遊しやすい冬ベイト
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コノシロ
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サッパ
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ウルメイワシ
● 冬に弱いベイト
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カタクチイワシ(急に消える)
冬はベイトの“質”が釣果を左右する季節。
「大きめのベイト報告がある日=行く価値あり」です。
■ 5. 目安は“10時まで”に生命感があるかどうか
冬は日中のほうが海が動きます。
● 朝マズメが無でも…
10時までに
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海鳥
-
ベイトの群れ
-
小規模なモジり
があればチャンスあり。
● 逆に…
朝から12時まで 海が完全に無の場合、午後に急復活はほぼない
→ 冬は“見切り判断”が夏より重要。
■ 6. 釣れた冬の青物は“潮の効いた1回の瞬間”に出る
冬は時合いが短いのが特徴。
潮止まり前後の20〜40分だけ突然釣れる
というケースがほとんどです。
特に外房サーフでは
「下げ7分」「上げ5〜7分」
が最も魚が動くタイミング。
■ 7. 冬ショアジギングの実戦タックル
冬はベイトサイズが大きくなるため、
普段より一段重め・一段大きめ が有効。
● メタルジグ
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40〜60g中心
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カタクチより“シルエット太め”
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ピンク・グローより“青銀・フルシルバー”が強い
● フック
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リアフック強め推奨(冬は丸呑み→バラシ減る)
■ まとめ
冬でも青物は釣れますが、
釣れる日と釣れない日の差が極端 なのが特徴。
だからこそ、
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水温の変化
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北→西風の切り替わり
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低気圧通過後
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大きめベイトの入荷
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午前中の生命感
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潮の“1回の瞬間”
この6つさえ押さえれば、
釣行回数が少なくても“冬に釣れる人側”に回ることができます。


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