― 釣果アップは家を出る前に決まっている ―
ショアジギングは技術より“準備力”が釣果を左右します。
釣り場に着いてから情報不足に気付き、「今日はダメだ…」と諦める経験、誰でもあるはず。
この記事では、釣行前日に何をどうチェックすれば釣果率が上がるのかを、シンプルかつ実践的にまとめます。
忙しくて釣行回数が少ない人ほど効果の高い内容です。
■ 1. 釣行計画は「3つの根拠」で決める
ショアジギングの成功率を上げるには、次の3つをセットで判断します。
● ① 潮（潮回り＋おおまかな潮流の方向）
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大潮＝釣れる
…は誤解。
ポイントによって「最も釣れる潮」は違うため、まずは以下を目安に。
外房・鹿島・日立などの外海 → 中潮〜小潮でもOK
潮が動きすぎない方がナブラがまとまりやすい特徴があります。
東京湾奥・内房 → 大潮〜中潮が有利
潮が弱いと完全に生命感が消えやすいエリア。
「エリアに合う潮」を把握すると、無駄撃ちが激減します。
● ② 風（向き・強さ）
ショアジギングは風向きの当たり・かわしが釣果に直結。
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追い風：飛距離UP・潮流の観察がしやすい（最も快適）
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向かい風：ラインが煽られ、ジグ操作に支障（避けたい）
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横風：PEが流され、釣りになりにくい（回避推奨）
特に秋〜冬は北風が増えるため、
“北風を背中にできるエリア”を選ぶのが時短釣行勢には最重要ポイント。
● ③ ベイト（直近1〜3日の傾向）
魚がいない日は「海が死んでいる」という共通点があります。
ベイトチェックは以下だけでOK：
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X（旧Twitter）の釣果投稿 → ベイト写真の有無
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釣具店ブログ → 「イワシ接岸」「サヨリ多い」など
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釣り場ライブカメラ → 海鳥の数でだいたい分かる
**“何のベイトがどこに入ってるか”**さえ頭に入れれば、釣れなくても理由が説明でき、次回につながります。
■ 2. 釣行前日の「5分チェックリスト」
短時間で効果が高い項目だけに絞っています。
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| ① 潮 | 大潮・中潮・小潮だけでなく、エリアの相性を見る |
| ② 風 | 追い風になるポイントを候補に。5〜7m超えは撤退基準 |
| ③ 波 | 1.5m超えはサーフは危険、磯は要警戒 |
| ④ ベイト | SNS・ライブカメラで直近の気配を見る |
| ⑤ 直近釣果 | 釣れていない時期は“何が釣れてないか”を見る |
この5つを見れば、前日の夜に**「勝ちに行ける海かどうか」**を判断できます。
■ 3. 当日の動き方で差がつく
釣り場についたあと、次の3つだけ意識すればOK。
● ① 最初の10分で“潮の向き”を確認
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ジグを落として 着底までの時間
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フォール中の ライン角度
これで潮の“向き”と“強さ”がわかります。
釣れない日は、潮が
「どっちに流れてるか分からない」＝ほぼ無の状態
であることが多いです。
● ② 30分やって生命感ゼロなら即移動
ショアジギングは“粘る釣り”に見えて、実は
粘ってはいけない釣り
です。
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ベイト不在
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海鳥ゼロ
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隣のアングラーも無反応
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潮が完全に死んでる
この4つが揃ったら、どれだけ一級ポイントでも釣れません。
● ③ 最後の30分は「時合の読み」で勝負
ポイントに入れたなら、最後の勝負どころは潮止まり前後。
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上げ７分
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下げ７分
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完全干潮・満潮の30分前後
この3つのどこかで海が一瞬だけ変わります。
朝マズメより“潮のタイミング”が合った時のほうが釣果率が高いのがショアジギングの面白さ。
■ 4. 釣行後にやるべき「振り返りメモ」
釣れた日・釣れなかった日で、次の3つだけ残します。
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潮：上げ/下げ、潮位、潮回り
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風：向き・強さ
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ベイト：目視 or 海鳥の数
この3点を積み上げるだけで、
あなた専用の“釣れるパターン”が浮き彫りになります。
■ 5. まとめ
ショアジギングは「考えて準備した人」ほど釣れます。
逆に言えば、釣り場に立つ前の段階で勝負はほぼ決まっているということ。
忙しくてもできる、シンプルで再現性の高い方法なので、
次回釣行からぜひ試してみてください。
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