朝マヅメの冷たい潮風。まだ薄暗い砂浜に一歩足を踏み出した瞬間、
「今日こそ釣れる気がする」——そんな根拠のない自信が湧く。
釣り人あるあるですね(笑)
今回は、2025年秋に房総サーフで行った実釣レポート+攻略法をお届けします。
これから秋の青物を狙いたい人にとって、きっと役立つリアル情報満載です。
🎣 釣行データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2025年10月中旬 朝5:00〜8:30 |
| 場所 | 房総・外房エリアのサーフ |
| 潮回り | 大潮(下げ始め) |
| 風 | 北東 3〜4m |
| ベイト | カタクチイワシ多数 |
| 釣果 | イナダ×2、サゴシ×1 |
🌅 出発〜釣り場到着
午前4時過ぎに現地到着。
波の音とともに聞こえるのは、すでにキャストを始めている釣り人のリール音。
「みんな、気合い入ってるなぁ」と思いながら、ゆっくりとタックルを準備します。
空がオレンジに染まり始める頃、
沖では鳥山がチラホラ。
ベイトの群れが岸近くまで寄っているのがわかり、一気にテンションMAX!
🧰 タックルセッティング
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ロッド:10ft ミディアムヘビー(40〜60g対応)
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リール:4000番 スピニング
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PEライン:1.2号
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リーダー:フロロカーボン25lb
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使用ルアー:メタルジグ60g(シルバー+ピンクベリー)
今回は遠投を意識して、風を切れる60gクラスのジグをチョイス。
北東風がやや強かったので、軽いジグでは太刀打ちできません。
こういう日は「重め・細身ジグ」が安定します。
💥 実釣スタート!1投目からアタリ
5時10分、薄明るくなったタイミングで第1投。
フルキャストで80mほど沖へ。
着底後、3回シャクってフォールさせた瞬間、
「コッ…ココッ!」と明確なアタリ!
合わせを入れると、一気にドラグが鳴きます。
慎重に寄せて上がってきたのは45cmほどのイナダ。
開始10分でヒット、最高の朝マヅメスタートです。
🧭 当日の海況とポイント状況
波高は1m未満で釣りやすいコンディション。
岸際にはベイトの小規模ナブラが散発的に発生。
少し沖には鳥山もあり、全体的に「活性高め」。
潮は下げ始めで、流れが左から右へ。
潮目のライン上にキャストするのが鍵でした。
風向きと潮の流れが合うと、ベイトが寄りやすく青物も活発に動きます。
⚙️ ヒットパターンとアクション
当日は「速すぎず・止めすぎず」のテンポが◎。
パターン例👇
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フルキャスト → 着底を確認
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3回ワンピッチジャーク → 1秒フォール
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中層を意識してスローリトリーブ
これでサゴシとイナダが交互にヒット。
やはり秋の房総は“フォールで食わせる展開”が多い印象です。
ちなみに、同じポイントで隣のアングラーが80gジグを高速巻きしても反応なし。
この日はスローな誘いが正解パターンでした。
🪙 当日使ったジグのセレクト理由
| カラー | 状況 | 解説 |
|---|---|---|
| シルバー | 晴天・ベイト多 | 自然光反射でナチュラルアピール |
| ピンクベリー | 朝マヅメ | 視認性UP、リアクション効果 |
| ブルーピンク | 曇天時 | 強めのフラッシングで広範囲にアピール |
※筆者は「3色持っていって、現場で当たる色を探す派」です(笑)
結局、釣れる色は“その日次第”なんですよね。
🌊 釣れない時間帯の立ち回り
6時30分を過ぎると、パタリとアタリが止まりました。
こういうときに大事なのが、「見切りと移動」。
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ベイトがいなくなったら → 100m横へ移動
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鳥が飛び始めたら → その方向へキャスト
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潮目が変わったら → 重めジグでレンジを変える
房総のサーフは広いので、“釣れない場所に立ち続ける”のが一番のミスです。
釣れない時間も「情報収集タイム」と割り切るのがコツです。
🧠 現地で感じたこと(失敗も含めて)
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フックは朝イチに必ずチェック!(1匹釣ると鈍る)
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フォール中に当たるとアワセ遅れがち → 指で軽くラインテンションをかける
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波打ち際での取り込み時、油断すると波に足を取られる(実体験)
正直、2匹目のイナダは波打ち際で1回バラしました。
「魚より波が強い」という房総あるある(笑)
安全第一でいきましょう。
📍 房総サーフ攻略ポイント(まとめ)
| ポイント | 特徴 | 狙い方 |
|---|---|---|
| 外房エリア(勝浦〜いすみ) | ベイト豊富・水深あり | 遠投+中層フォール |
| 南房総(館山〜洲崎) | 水温高め・回遊多い | 朝マヅメ重視 |
| 内房エリア(富津〜木更津) | ベイト少なめ・濁りやすい | ジグよりミノー有効 |
房総全体で言えるのは、風と潮を読む力が重要ということ。
同じエリアでも1週間違うだけで全く状況が変わります。
🎯 釣果とまとめ
結果として、イナダ2本・サゴシ1本。
釣行全体を振り返ると、「朝マヅメに全力投球」で正解でした。
まとめると👇
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朝マヅメの下げ始めが最もチャンス
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ベイトと潮目を常に観察する
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フォールで食わせる意識を忘れない
📸 編集後記
秋の房総は、まさに“ショアジギングの季節”。
風が少し冷たくなってきたころ、ジグを遠投して青物の重みを感じる瞬間——
あの感触があるから、また早起きしてしまうんですよね(笑)
釣果よりも「釣り時間そのものを楽しむ」。
そんな余裕を持てたら、あなたも立派なショアジギンガーです。

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