「沖では追ってきたのに、足元でUターン…」
「見えているのに、なぜか食わない」
ショアジギングをやっていると、一度は必ず経験するこの現象。
実はこれ、青物が賢いからではなく、**人間側の“ある共通ミス”**が原因です。
この記事では、
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なぜ青物は足元で見切るのか
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足元で食わせられる人と食わせられない人の違い
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今日からできる具体的な対策
を 理屈+実践ベースで完全解説します。
結論:青物が足元で食わない最大の理由
**「違和感が一気に増えるから」**です。
足元は沖と比べて、
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水深が浅い
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光量が多い
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潮が複雑
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人の気配が強い
という “見切りやすい条件” がすべて揃っています。
青物は最後の最後で
「これは本物のベイトじゃない」
と判断すると、一切迷わず見切ります。
理由①:水深が浅く、ルアーが丸見えになる
足元は多くの場合、水深1〜3m。
この浅さでは、
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ジグの動きが大きすぎる
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フックやスプリットリングが見える
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ラインの角度が不自然
といった 人工的な要素が一気に目立ちます。
特にありがちなのが👇
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速巻きのまま足元まで引いてくる
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大きくシャクり続ける
→ 青物からすると
「さっきまで自然だったのに、急に変」
となり、Uターンします。
理由②:ラインとロッドの影が原因
意外と見落とされがちですが、
足元で最も見切られる要素がこれです。
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PEラインの影
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ロッドの影
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人の立ち位置
足元では太陽光の影響で、
影が水中にくっきり映ります。
特に、
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正午前後
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晴天
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澄み潮
この条件が揃うと、
青物は ルアーより先に「人の存在」に気づきます。
理由③:スピードが落ちていない
「最後は丁寧に…」と思って
無意識に減速していませんか?
実はこれ、逆効果です。
青物は、
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追っている間 → 捕食モード
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急にスピードが変わる → 違和感
となり、
減速=不自然 と判断されます。
特に足元で、
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巻きを止める
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テンポを変える
これは 見切られる典型パターンです。
理由④:足元まで“釣る準備”ができていない
釣れる人は、
足元も「ポイント」として見ています。
釣れない人は、
「もう回収」モードに入っています。
この差が👇
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ロッド角度
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巻きスピード
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ジグの姿勢
すべてに表れます。
青物はそれを 見逃しません。
足元で食わせるための具体的対策
① 足元5mからは「何もしない」
意識してほしいのはこれ👇
足元では新しい動きを加えない
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巻きは一定
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シャクリは入れない
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ロッド操作は最小限
「何もしない」=
違和感を増やさないことが最優先です。
② ロッドを立てすぎない
ロッドを立てると、
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ライン角度が急になる
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影が出やすくなる
足元では👇
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ロッドはやや寝かせる
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ラインは水面に沿わせる
これだけで 見切られにくさが激変します。
③ あえて“足元で落とす”
追ってきているのが見えたら、
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足元でストンとフォール
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巻かずに1〜2秒待つ
これ、リアクションバイトを誘えます。
「逃げるベイト」から
「弱った獲物」に変わる瞬間です。
④ 足元は“フックが仕事をする距離”
足元バイトは、
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ショートバイト
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ついばむような食い
が多くなります。
✔ フックポイントが甘くないか
✔ フックサイズが大きすぎないか
ここを見直すだけで、
足元ヒット率が一気に上がるケースも多いです。
まとめ|青物は最後まで見ている
青物が足元で食わないのは、
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スレているから
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運が悪いから
ではありません。
「足元ほど違和感に厳しい」
ただそれだけです。
逆に言えば、
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足元を意識した操作
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何もしない勇気
これが身につけば、
足元バイトは“狙って獲れる”ようになります。


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