「同じジグを投げているのに、隣の人は明らかに飛んでいる」
「ロッドを変えたのに、飛距離が全然伸びない…」
ショアジギングでよく聞く悩みですが、
結論から言うと メタルジグが飛ばない原因はロッドではないケースがほとんどです。
この記事では、
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メタルジグが飛ばない本当の原因
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飛距離が出ない人の共通点
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今日から改善できる具体的な対策
を、実釣ベースで解説します。
結論:飛距離が出ない最大の原因は「◯◯」
先に結論です。
👉 メタルジグが飛ばない最大の原因は「キャスト時のライン放出がスムーズでないこと」
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ロッド性能
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ジグのメーカー
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高価なリール
よりも、
ライン・ノット・キャスト動作の影響の方が圧倒的に大きいです。
ロッドを変えても飛距離が伸びない理由
よくある思考がこれです。
「飛ばない=ロッドが悪い」
しかし実際には、
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同じロッドでも人によって飛距離が全然違う
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ミドルクラス以上のロッドは性能差が小さい
つまり、
ロッド以外の部分で損をしている可能性が高いということです。
メタルジグが飛ばない人の共通点7つ
① ノットが大きく、ガイドに引っかかっている
FGノットや結束部が、
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太い
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長い
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毛羽立っている
この状態だと、
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キャスト時にガイドで減速
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失速して失速落下
が起こります。
👉 飛距離はノットで決まると言っても過言ではありません。
② リーダーが長すぎる
意外と多いのがこれ。
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リーダーが2m以上
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ノットがガイド内に入った状態でキャスト
結果、
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毎投ノットがガイドに当たる
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初速が落ちる
👉 ショアジギングでは
1〜1.5m前後が基本です。
③ キャスト時に力みすぎている
「飛ばしたい!」と思うほど、
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力任せ
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フルスイング
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タイミングがズレる
こうなると、
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ロッドが曲がりきらない
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ジグが失速
👉 7割の力で、しっかり曲げる方が飛ぶのが現実です。
④ ジグの重さがロッドに合っていない
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軽すぎる → ロッドが曲がらない
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重すぎる → 振り抜けない
特にありがちなのが、
「とりあえず40g」
ロッドの適正ウェイト範囲の
真ん中〜やや上を使うと安定します。
⑤ ラインが劣化・毛羽立っている
PEラインが、
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白っぽい
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ザラつく
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音が出る
この状態では、
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ガイド摩擦が増える
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空気抵抗も増える
👉 新品に替えるだけで
10m以上伸びることも珍しくありません。
⑥ スプールの巻き量が少ない
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PEをケチって少なめ
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下巻きが多すぎる
これも飛距離低下の原因です。
👉 スプールエッジから
1〜2mm下がベスト。
⑦ 向かい風でも同じ投げ方をしている
向かい風で、
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高弾道
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ふわっとした放物線
は、確実に飛びません。
👉 低弾道・ラインを張る意識が重要です。
メタルジグの飛距離を伸ばすための対策
対策①:ノットをコンパクトに仕上げる
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編み込み回数を適正に
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毛羽立ちは即カット
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締め込みを徹底
※FGノットが不安な方は
👉 「FGノットがすっぽ抜ける原因」記事も必読です。
対策②:リーダーは短めが正解
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1〜1.5m
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フルキャスト時にノットがガイド外
これだけで
キャストフィールが激変します。
対策③:力を抜いて「振り切る」
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力:7割
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意識:最後まで振り切る
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タイミング重視
👉 飛距離=筋力ではありません。
対策④:風に合わせて弾道を変える
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無風〜追い風:やや高め
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向かい風:低弾道
「風を使う」意識があるだけで、
飛距離は確実に伸びます。
それでも飛ばないなら見直すポイント
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ガイドに塩・砂が付着していないか
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ラインローラーが回っているか
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ノット部分が毎投ガイドに当たっていないか
細かい部分ほど、飛距離に直結します。
まとめ|飛距離はロッドより「基本」で決まる
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飛ばない原因の多くはロッド以外
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ノット・ライン・キャストが最重要
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道具を買い替える前に見直すべきポイントがある
メタルジグがしっかり飛ぶようになると、
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探れる範囲が広がる
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ヒットチャンスが増える
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釣りが一段階楽しくなる
まずは今日、
リーダー長とノットから見直してみてください。

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